寺院仏具
寺院仏具
仏教はインドで起こり、様々な国の文化や生活慣習、習俗と融合しながら飛鳥、奈良時代に仏具とともに日本にやってきました。
寺院の仏堂を飾り立てる寺院用仏具も元来は特別なものではありませんでした。生活のための食器や調度品であったものが、荘厳具や供養具などの寺院用仏具になったのです。
インドや中国に起源を有する寺院用仏具も、日本でさらに改良、加飾されました。中でも浄土教の教えによる極楽浄土への人々の想いは、絢爛豪華な堂内荘厳とともに寺院用仏具を工芸品の域まで高めました。
日本に入ってきた仏教と寺院用仏具は、日本独自の文化と溶け合いながら、日本独自の仏教美術として開花したのです。
寺院用仏具は一般家庭の仏具と違い、大きさも大きく多種多様です。宗派によって寺院本堂内の荘厳の仕方や使用する仏具も異なります。特殊なものが多いため、仏教各宗派の専門的知識と、優れた職人のネットワークがないと扱うことができません。
光明堂では、明治29年の創業以来、数多くのご寺院のご支持を頂いてまいりました。